中村倫也
父親が総合格闘技の道場を主宰していたことから、幼少時から格闘技に慣れ親しみ、5歳でレスリングを始める。当時から将来は総合格闘技に進む夢を描いており、その一環としてレスリングに取り組んでいたが、小学校、中学校と全国大会で優勝するなど、めきめきと頭角を現す。花咲徳栄高校へ進学し、インターハイや世界カデット選手権などで活躍した。
2013年に専修大学へ進むと、2年時には全日本学生選手権と全日本大学選手権57kg級で2冠を果たし、4年の明治杯全日本選抜選手権で初優勝を飾った。大学卒業後の2017年には博報堂DYスポーツ所属となり、階級を61kg級に上げて臨んだ明治杯全日本選抜選手権で優勝。世界選手権代表決定プレーオフでも勝利して代表権を獲得、世界選手権パリ大会では5位の成績を収めた。同年に初開催されたU-23世界選手権では61kg級の初代優勝者となった。
2020年3月末で所属先を退職、レスリング競技を引退し、総合格闘技へ転向することを表明した。