【書籍情報】『大相撲史入門』(池田雅雄)が角川ソフィア文庫から発売!

表題の件、池田雅雄氏の著書『大相撲史入門』が角川ソフィア文庫(株式会社KADOKAWA)から2020年9月24日に発売となりました。

<内容>
著者50年の相撲史研究の集大成。「国技」の歴史文化が一冊でわかる入門書

神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の「国技」の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。

<目次>
1)歴史
相撲の始まり/神事相撲/相撲節会/戦国時代の武家相撲/江戸時代の相撲/勧進相撲の禁止令/明治時代の相撲/大正・昭和時代の相撲
2)横綱
横綱の起源/明石志賀之助が相撲の始祖/“綱”は注連縄/横綱土俵入りの“型”について/手数入りとはなんぞや/なぜ雷電は横綱になれなかったか
3)家元
吉田追風家とは何か/「相撲之御家」京都五條家/謎の式守五太夫/謎の南部四角土俵/土地相撲と大相撲/セミプロの巡業相撲
4)番付
大相撲番付の変遷/年寄りの起源と変遷/二人の相生松五郎/関脇に落ちた横綱
5)土俵
土俵はいつできたか/相撲絵画による実証
6)相撲と浮世絵
相撲の浮世絵/奇怪な錦絵の謎解/おかしなおかしな横綱
7)事件・騒動
越後国地蔵堂力士殺し/嘉永の紛擾事件/五大紛擾事件/次郎長相撲三国志
8)こぼれ話
古今珍名・奇名・シコ名くらべ/相撲と芝居/相撲を詠んだ和歌、狂歌

横綱風土記 解説 谷口公逸

<書籍情報>
タイトル:『大相撲史入門』
規格:文庫判・448ページ
発行元:株式会社KADOKAWA
著者:池田雅雄
定価:1,408円(税込)
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<著者情報>
池田雅雄(いけだ・まさお)
1915年、東京両国生まれ。日本大学芸術学部中退。37年、博文館入社。『野球界・相撲号』の編集を経て、42年『東亜新報』の記者として中国河北省石門支社へ赴任。46年帰国後、49年にベースボール・マガジン社入社。日本相撲協会機関誌「相撲」の編集に従事。55年から66年まで相撲博物館へ出向。『日本相撲史』編纂委員を経て、月刊「相撲」の編集長、顧問を歴任。幅広く相撲研究に取り組み、多くの記事やエッセイを執筆した。著書に『土俵今昔‐名勝負物語』『相撲の歴史』『大相撲ものしり帖』などがある。1988年、死去。