木下典明
小学1年からアメリカンフットボールを始める。大阪産業大学附属高校では2年連続でクリスマスボウルを制して高校日本一となり、3年生時の第31回大会(2000年)では最優秀バックス賞である三隅賞を獲得した。立命館大学に進学後はWRとしてリーグ戦優勝、甲子園ボウル優勝、ライスボウル制覇に貢献。関西学生リーグ最優秀スペシャルチーム賞、年間最優秀選手・ミルズ杯と甲子園ボウルMVPを受賞し、名実とも学生を代表する選手となった。
大学卒業後の2005年、NFLヨーロッパのアムステルダム・アドミラルズに入団した。2006年にはオールNFLヨーロッパに選出。「NFLに最も近い日本人」と評され、2007年にはパントリターンでリーグ1位になるなど、前年を上回る成績を収めて2年連続でオールNFLヨーロッパに選出された。NFLアトランタ・ファルコンズのキャンプに初参加した。
2008年にはNFLの外国人練習生制度であるIPS(International Practice Squad)メンバーに入り、アトランタ・ファルコンズのキャンプに参加し、練習生としてシーズン終了までチームに帯同した。
2009年のノートルダム・ジャパン・ボウル2009でアメリカンフットボール日本代表に初選出、2011年の第4回アメリカンフットボール・ワールドカップにも出場した。同年からXリーグのオービックシーガルズに所属。以後、オールXリーグ選出は通算6回。2012年、2014年にはパールボウルMVPに輝いた。2015年の第5回アメリカンフットボール・ワールドカップでは日本代表チームの主将を務めるなど、現在もトップ選手として活躍中。
また、一般社団法人Japan American football Dreamの代表理事として、アメリカンフットボール普及活動も精力的に行っている。
一般社団法人Japan American football Dream https://www.jad2016.jp/